このホームページは Amazon Kindle 本の作成中の草稿です。日々、原稿を見直しているので、内容が変わることに留意して読んで下さい。本が出版され次第、このホームページは削除されます。
4.14 ラベルフレーム表示位置とサイズ(2)(winfo_x、winfo_y、winfo_rootx、winfo_rooty、winfo_width、winfo_height、winfo_reqwidth、winfo_reqheight、update)
ラベルフレームの表示位置はフレームと同様に Misc クラスメソッド の「winfo_x」、「winfo_y」、「winfo_rootx」、「winfo_rooty」メソッドで取得することができます。また、ラベルフレームのサイズはフレームと同様に Misc クラスメソッド の「winfo_width」、「winfo_height」、「winfo_reqwidth」、「winfo_reqheight」メソッドで取得することができます。ラベルフレームの現在の表示値を取得するときは、イベント処理が終了してその設定値が反映された後に行います、イベント処理の終了を待つには Misc クラスの「update」メソッドを用います。「3.11 フレーム表示位置とサイズ(2)」を参照して下さい。
次のプログラムは「width」と「height」オプションでラベルフレームサイズを指定した後、「place」メソッドでフレームの表示位置とサイズを設定しています。フレームの表示位置とサイズを各メソッドで取得して「print」出力しています。値の取得には、設定値がウィンドウに反映された後に実行する必要があります。そのため、ラベルフレームへの反映が処理されるまで待機する「update」メソッドを「「print」出力の前に実行しています。
import tkinter as tk | |
root = tk.Tk() | |
root.geometry('300x200+100+100') | |
labelframe = tk.LabelFrame(root, width=100, height=150, | |
bg='red', | |
text='labelframe', labelanchor='n') | |
labelframe.place(x=50, y=20, width=200, height=160) | |
labelframe.update() | |
print('position', labelframe.winfo_x(), | |
labelframe.winfo_y()) | |
print('position_r', labelframe.winfo_rootx(), | |
labelframe.winfo_rooty()) | |
print('size', labelframe.winfo_width(), | |
labelframe.winfo_height()) | |
print('size_rq', labelframe.winfo_reqwidth(), | |
labelframe.winfo_reqheight()) | |
root.mainloop() |
「print」出力が各メソッドに対して下記のように得られます。
position 50 20
position_r 158 151
size 200 160
size_rq 100 150
position_r 158 151
size 200 160
size_rq 100 150