このホームページは Amazon Kindle 本の作成中の草稿です。日々、原稿を見直しているので、内容が変わることに留意して読んで下さい。本が出版され次第、このホームページは削除されます。
4.10 テキストと配置(text、labelanchor)
ラベルフレームに付けるタイトルは標準オプションの「text」に文字列で指定します。また、そのウィジェット内の配置は「固有オプション」の「labelanchor」で指定することができます。
「text」オプションにはデフォルトで空文字「''」が指定されていて、このときタイトルは表示しません。
「labelanchor」に指定する文字列は基本的には付属資料 A1.5 アンカーの「アンカー定数」ですが、ラベルフレームの場合、その境界枠との関係を指定するのに「en」、「es」、「wn」、「ws」の文字列が追加されています。また、「center」は使用できません。それぞれの文字列の指定でのテキストと境界枠の配置は下図になります。ここでテキストのカッコ内の文字列が「labelanchor」オプションに指定している文字列です。
次のプログラムはラベルフレームの「text」オプションに文字列「labelframe」を設定して、「labelanchor」オプションに「n」を指定して配置しています。
import tkinter as tk | |
root = tk.Tk() | |
root.geometry('300x200+100+100') | |
labelframe = tk.LabelFrame(root, width=200, height=160, | |
bg='red', | |
text='labelframe', labelanchor='n') | |
labelframe.place(x=50, y=20) | |
root.mainloop() |
このプログラムを実行すると、テキスト「labelframe」が上部に表示された下図のラベルフレームが表示されます。