第 3 章 フレーム

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3. 7 パッディング(padx、pady)

 フレームの境界枠の内側に余白(パッディング)を設定することができます。「標準オプション」の「padx」と「pady」オプションを用います。デフォルトでは「0」ピクセルが設定されています。

 パッディングを設定することでフレームのサイズは変更されません。フレームの座標系はパッディングの内側に設定されます。ウィジェットはパッディングを含めてフレームの全域に設定することができます。

 次のプログラムは境界枠の幅が「10」ピクセル、形状が「ridge」のウィンドウに、左右に「10」ピクセル、上下に「15」ピクセルのパッディングを設定しています。パッディングの設定状態が分かるようにフレームに黄色のフレーム(Frame)ウィジェットを描いています。

1
import tkinter as tk
2
root = tk.Tk()
3
root.geometry('300x200+100+100')
4
frame = tk.Frame(root, width=200, height=160,
5
        bg='red',
6
        bd=10, relief='ridge',
7
        padx=10, pady=15)
8
frame.place(x=50, y=20)
9
frame2 = tk.Frame(frame, width=100, height=100,
10
        bg='yellow')
11
frame2.place(x=0, y=0)
12
root.mainloop()

 このプログラムを実行すると、下図のように指定したパッディング領域を持つフレームがウィンドウに表示されます。パッディング領域を除く領域の座標系で黄色のフレームが表示されます。

A003_Frame_03-7