このホームページは Amazon Kindle 本の作成中の草稿です。日々、原稿を見直しているので、内容が変わることに留意して読んで下さい。本が出版され次第、このホームページは削除されます。
3. 7 パッディング(padx、pady)
フレームの境界枠の内側に余白(パッディング)を設定することができます。「標準オプション」の「padx」と「pady」オプションを用います。デフォルトでは「0」ピクセルが設定されています。
パッディングを設定することでフレームのサイズは変更されません。フレームの座標系はパッディングの内側に設定されます。ウィジェットはパッディングを含めてフレームの全域に設定することができます。
次のプログラムは境界枠の幅が「10」ピクセル、形状が「ridge」のウィンドウに、左右に「10」ピクセル、上下に「15」ピクセルのパッディングを設定しています。パッディングの設定状態が分かるようにフレームに黄色のフレーム(Frame)ウィジェットを描いています。
import tkinter as tk | |
root = tk.Tk() | |
root.geometry('300x200+100+100') | |
frame = tk.Frame(root, width=200, height=160, | |
bg='red', | |
bd=10, relief='ridge', | |
padx=10, pady=15) | |
frame.place(x=50, y=20) | |
frame2 = tk.Frame(frame, width=100, height=100, | |
bg='yellow') | |
frame2.place(x=0, y=0) | |
root.mainloop() |
このプログラムを実行すると、下図のように指定したパッディング領域を持つフレームがウィンドウに表示されます。パッディング領域を除く領域の座標系で黄色のフレームが表示されます。
