第 3 章 フレーム

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3. 6 境界枠と形状(borderwidth、bd、relief)

 フレームに「標準オプション」の「borderwidth」または「bd」オプションで境界枠を設定することができます。デフォルトでは「0」ピクセルが設定されています。

 境界枠の形状は、「標準オプション」の「relief」オプションに形状を示す文字列(「付属 2 レリーフスタイル」参照)を指定することで設定できます。境界枠の形状はデフォルトでは「flat」が設定されています。

 境界枠はフレームの内側に設定されます。枠を設定することでフレームのサイズは変更されません。フレームの座標系は境界枠の内側に移動します。ウィジェットは境界枠を含めてフレームの全域に設定することができます。

 境界枠の色は設定することができません。立体的な形状の色は背景色を用いてシステムが設定します。

 次のプログラムはフレームの境界枠の幅を「10」ピクセル、形状を「ridge」に設定しています。

1
import tkinter as tk
2
root = tk.Tk()
3
root.geometry('300x200+100+100')
3
frame = tk.Frame(root, width=200, height=160,
4
        bg='red',
5
        bd=10, relief='ridge')
6
frame.place(x=50, y=20)
7
root.mainloop()

 このプログラムを実行すると、下図のように指定した境界枠の線幅と形状を持つフレームがウィンドウに表示されます。

A003_Frame_03-6