第 3 章 フレーム

◀ 3. 3 オプションの設定と取得   【目  次】   3. 5 背景色 ▶

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3. 4 サイズ(width、height)

フレームのサイズの設定と取得は「固有オプション」で定義されていて、幅は「width」、高さは「height」オプションを用います。また、「Place クラス」で定義されている「place」または「place_configure」メソッドを用いることもできますが、これについては後述の 3.10 項で説明します。

「width」と「height」オプションでのサイズの単位は、整数値の文字列または数値で指定した場合、ピクセル単位になります。デフォルトでは「0」が設定されています。「0」以下の値を指定すると、サイズは「1」ピクセルになります。親ウィジェットのサイズを超える値を指定すると、親ウィジェットの領域を超えた部分は表示されません。


次のプログラムはフレームのサイズをオブジェクトを作成するときに指定しています。幅を「200」ピクセル、高さを「160」ピクセルに設定しています。幅をキーワードインデックスで、高さを「cget」メソッドで取得しています。取得値を「print」出力しています。

1
import tkinter as tk
2
root = tk.Tk()
3
root.geometry('300x200+100+100')
4
frame = tk.Frame(root, width=200, height=160, bg='red')
5
frame.place(x=50, y=20)
6
print(frame['width'])
7
print(frame.cget('height'))
8
root.mainloop()

このプログラムを実行すると 3.3.1 項と同じウィンドウが表示され、「print」出力が各キーワードに対して下記のように得られます。

200
160