このホームページは Amazon Kindle 本の作成中の草稿です。日々、原稿を見直しているので、内容が変わることに留意して読んで下さい。本が出版され次第、このホームページは削除されます。
3. 4 サイズ(width、height)
フレームのサイズの設定と取得は「固有オプション」で定義されていて、幅は「width」、高さは「height」オプションを用います。また、「Place クラス」で定義されている「place」または「place_configure」メソッドを用いることもできますが、これについては後述の 3.10 項で説明します。
「width」と「height」オプションでのサイズの単位は、整数値の文字列または数値で指定した場合、ピクセル単位になります。デフォルトでは「0」が設定されています。「0」以下の値を指定すると、サイズは「1」ピクセルになります。親ウィジェットのサイズを超える値を指定すると、親ウィジェットの領域を超えた部分は表示されません。
次のプログラムはフレームのサイズをオブジェクトを作成するときに指定しています。幅を「200」ピクセル、高さを「160」ピクセルに設定しています。幅をキーワードインデックスで、高さを「cget」メソッドで取得しています。取得値を「print」出力しています。
import tkinter as tk | |
root = tk.Tk() | |
root.geometry('300x200+100+100') | |
frame = tk.Frame(root, width=200, height=160, bg='red') | |
frame.place(x=50, y=20) | |
print(frame['width']) | |
print(frame.cget('height')) | |
root.mainloop() |
このプログラムを実行すると 3.3.1 項と同じウィンドウが表示され、「print」出力が各キーワードに対して下記のように得られます。
200
160
160