第 1 章 メインウィンドウ

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1.29 ウィンドウハンドルの取得(wm_frame)

 メインウィンドウは OS によってタイトルバーやメニューが装飾されて作成されます。この場合、OS が操作に用いる識別子(ウィンドウハンドル)は、Wm クラスの「wm_frame」メソッドで取得することができます。Windows の関数でウィンドウを操作する場合はこの識別子を用います。下記の書式を用います。Wm クラスメソッドを参照して下さい。

object.wm_frame()

 このメソッドで取得される識別子は 16 進文字列であることに注意します。

 次のプログラムは、メインウィンドウのウィンドウハンドルを「wm_frame」メソッドで取得しています。取得値は 16 進文字列なので Python の関数で 10 進整数値に変換しています。それぞれを「print」出力しています。

1
import tkinter as tk
2
root = tk.Tk()
3
root.config(width=300, height=200, bg='blue')
4
root.geometry('+100+100')
5
root.update()
6
rf = root.wm_frame()
7
print(rf)
8
hwnd = int(rf, 16)
9
print(hwnd)
10
root.mainloop()

 プログラムを実行すると、ウィンドウが表示され、ウィンドウハンドルが 16 進文字列、10 進整数値としてprint」出力されます。

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