このホームページは Amazon Kindle 本の作成中の草稿です。日々、原稿を見直しているので、内容が変わることに留意して読んで下さい。本が出版され次第、このホームページは削除されます。
1.15 ウィンドウサイズの固定(wm_resizable、resizable)
デフォルトでウィンドウはその境界をマウスの左ボタンでドラッグするとサイズを変更することができます。この操作は Wm クラスメソッド の「wm_resizable」または「resizable」メソッドを用いて無効にすることができます。詳細は Wm クラスメソッドを参照して下さい。
object.wm_resizable(width=None, height=None)
object.resizable(width=None, height=None)
引数の「width」と「height」はそれぞれ変更可否を設定するウィンドウの幅と高さで、ブール値で指定します。
設定値の取得は引数を設定しないか、「None」を指定します。
次のプログラムはウィンドウの幅を変更可能に、高さを変更不可に設定しています。設定値を「print」出力しています。
import tkinter as tk | |
root = tk.Tk() | |
root.config(width=300, height=200) | |
root.wm_resizable(True, False) | |
print(root.wm_resizable()) | |
root.mainloop() |
このプログラムを実行するとウィンドウの幅のサイズだけがマウスドラッグで変更でき、高さのサイズは固定されて変更できなくなくります。「print」出力は下記のように得られます。
(1, 0)