Pack クラスメソッド

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Pack クラスメソッド

 Pack クラスには以下のメソッドが定義されています。

object.config(cnf={}, **kw)
「pack_configure」メソッドと同じです。
object.configure(cnf={}, **kw)
「pack_configure」メソッドと同じです。
object.forget()
「pack_forget」メソッドと同じです。
object.info()
「pack_info」メソッドと同じです。
object.pack(cnf={}, **kw)
「pack_configure」メソッドと同じです。
object.pack_configure(cnf={}, **kw)
オブジェクトの親ウィジェットに順番にオブジェクトを配置します。
引数
cnf
設定するオプションに以下のキーワードの文字列と値を辞書型で指定します。
after
配置する位置の前のオブジェクト(ウィジェット)のパス名を指定します。指定したオブジェクト(ウィジェット)の次にこのオブジェクトが配置されます。指定するオブジェクトは「pack_configure」メソッドで既に配置されている必要があります。
anchor
「side」オプションで指定された区画内での配置位置をアンカー定数(A1.5 アンカー参照)で指定します。デフォルトは「center」が設定されています。
before
配置する位置の後のオブジェクト(ウィジェット)のパス名を指定します。指定したオブジェクト(ウィジェット)の前にこのオブジェクトが配置されます。指定するオブジェクトは「pack_configure」メソッドで既に配置されている必要があります。
expand
オブジェクトが配置される区画が最大になるように他の区画の余白を割り当てるかをブーリアンで指定します。「True」または「1」を指定すると割り当てを実行し、「False」または「0」を指定すると割り当ては実行しません。デフォルトは「False」です。
他のオブジェクトが割り当てを指定されているとき、他のオブジェクトも含めて均等に余白を割り当てます。
fill
オブジェクトが配置される区画にオブジェクトのサイズを拡大します。拡大する方向を次の文字列で指定します。
none
サイズの拡大をしません。デフォルトです。
x
横方向に拡大して区画の幅全体を埋めます。「padx」オプションで指定したパッディング領域は残します。
縦方向に拡大して区画の高さ全体を埋めます。「pady」オプションで指定したパッディング領域は残します。
both
横および縦方向に拡大して区画の全体を埋めます。「x」と「y」の同時指定になります。
in
オブジェクトを配置するコンテナのオブジェクトのパス名を指定します。
指定したコンテナの配置の最後にこのオブジェクトが挿入されます。このオブジェクトの親として指定したオブジェクトと「pack」メソッドでの配置は無視されます。
ipadx
オブジェクトの内側の左右のパッディング領域を整数値または文字列で指定します。指定する単位はA1.1 位置、サイズ単位を参照して下さい。デフォルトは「0」に設定されています。
ipady
オブジェクトの内側の上下のパッディング領域を整数値または文字列で指定します。指定する単位はA1.1 位置、サイズ単位を参照して下さい。デフォルトは「0」に設定されています。
padx
オブジェクトの外側の左右のパッディング領域を整数値または文字列で指定します。指定する単位はA1.1 位置、サイズ単位を参照して下さい。デフォルトは「0」に設定されています。
pady
オブジェクトの外側の上下のパッディング領域を整数値または文字列で指定します。指定する単位はA1.1 位置、サイズ単位を参照して下さい。デフォルトは「0」に設定されています。
side
区画の中でのオブジェクトの配置を文字列で指定します。指定する文字列は「left」、「right」、「top」、「bottom」で、それぞれ「左寄せ」、「右寄せ」、「上寄せ」、「下寄せ」の配置になります。デフォルトでは「top」が設定されています。
*args
設定するオプションの値をキーワードで指定します。オプションは前記の「cnf」引数と同じです。
object.pack_forget()
オブジェクトの「pack_configure」メソッドの実行を無効にします。これにより、オブジェクトは非表示になり、「pack_configure」メソッドで設定したオプションの値はデフォルト値になります。
備考
オブジェクトを再表示するには、オプションを設定した「pack_configure」メソッドを実行します。
object.pack_info()
「pack_configure」メソッドで設定したオプションの値を取得します。
返り値
オプションのキーワードの文字列と値を辞書型で返します。
object.pack_propagate(flag=['_noarg_'])
「pack_configure」メソッドによるサイズ調整の有効、無効の設定、および設定状態の取得をします。
引数
flag
サイズ調整の有効、無効をブール値で指定します。「True」を指定すると有効になり、デフォルトです。「False」を指定すると無効になります。
値を指定しない場合、現在の設定値を返します。
返り値
引数に値を指定しない場合、現在の設定値を返します。設定値が「True」の場合は「True」、「False」の場合は「None」が返ります。
備考
オブジェクトを「pack_configure」メソッドでオブジェクト(コンテナ)に配置すると、コンテナが「wm_geometry」メソッドまたは「place_configure」メソッドで設定されている場合を除いて、デフォルトでコンテナは部品に合わせてシステムによりサイズが調整されます。調整機能が有効の場合、コンテナでの指定したサイズは無視されます。無効を設定すると、コンテナは指定したサイズで表示されます。
Misc クラスで定義されています。
object.pack_slaves()
「pack_configure」メソッドによってオブジェクトに配置されているオブジェクト(部品)を取得します。
返り値
取得したオブジェクト(部品)が配置された順にリスト形式で返します。
備考
Misc クラスで定義されています。
object.propagate(flag=['_noarg_'], **kw)
「pack_propagate」メソッドと同じです。
object.slaves()
「pack_slaves」メソッドと同じです。