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A1.10 geometry 文字列
メインウィンドウやサブウィンドウのトップレベルウィンドウのサイズと表示位置は、 Wm クラスメソッド の「wm_geometry」または「geometry」メソッドで設定、取得することができます。このメソッドで引数の指定に用いる文字列は geometry(ジオメトリ)文字列と呼ばれます。geometry 文字列の一般的な形式は次の通りです。
'wxh±x±y'
ここで、最初の「wxh」はウィンドウの幅と高さを示します。「w」は幅、「h」は高さでピクセル単位の整数値で指定します。「w」と「h」は文字「x」で区切られます。
続く「±x±y」はウィンドウのスクリーンにおける表示位置をピクセル単位で示します。「+x」はウィンドウの左側がスクリーンの左側から「x」ピクセル、「-x」はウィンドウの右側がスクリーンの右側から「x」ピクセルの位置を示します。「+y」はウィンドウの上端がスクリーンの上部から「y」ピクセル、「-y」はウィンドウの下端がスクリーンの下部から「y」ピクセルの位置を示します。
例えば、geometry='100x50-0+20' で作成されたウィンドウは幅 100 ピクセル、高さ 50 ピクセルになり、その右上隅はデスクトップの右端に沿って、上端から 20 ピクセル下になります。