第 2 章 サブウィンドウ

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2.16 グリッドウィンドウ(wm_grid、grid)

 サブウィンドウのサイズをメインウィンドウと同様にグリッド単位で設定することができます。1.16 グリッドウィンドウを参照して下さい。

 次のプログラムは「width」と「height」オプションでサブウィンドウサイズを指定した後、「wm_geometry」メソッドでウィンドウの表示位置を設定しています。「wm_grid」メソッドでサブウィンドウを幅と高さともに「10」グリッドとしています。グリッドの間隔は幅「30」、高さ「20」ピクセルに設定して、サブウィンドウの「width」と「height」オプションの値と一致するようにします。次いで「wm_geometry」メソッドを用いてグリッド単位でサブウィンドウサイズを再設定します。設定後のサイズを取得して「print」出力しています。

1
import tkinter as tk
2
root = tk.Tk()
3
root.geometry('300x200+100+100')
4
sub = tk.Toplevel(root, width=300, height=200, bg='red')
5
sub.geometry('+140+120')
6
sub.wm_grid(10,10,30,20)
7
sub.wm_geometry('10x12')
8
root.update()
9
root.wm_deiconify()
10
sub.wm_deiconify()
11
print(sub.winfo_geometry())
12
root.mainloop()

「print」出力が下記のように得られます。

300x240+140+120