第 2 章 サブウィンドウ

◀ 2. 1 サブウィンドウの作成   【目  次】   2. 3 オプションの設定と取得 ▶

999999

 更新日:


 このホームページは Amazon Kindle 本の作成中の草稿です。日々、原稿を見直しているので、内容が変わることに留意して読んで下さい。本が出版され次第、このホームページは削除されます。

2. 2 オプションパラメータ

 サブウィンドウのオプションとして下記の 標準オプション と固有のオプションが定義されています。


標準オプション
標準オプション を参照

'bd' or 'borderwidth' ウィンドウ境界枠の線幅。。
'cursor' マウスポインタのカーソル形状
'highlightbackground' 入力フォーカスがない場合に強調表示領域に表示する色。
'highlightcolor' 入力フォーカスがある場合に強調表示領域に表示する色。
'highlightthickness' 強調表示領域の幅。
'padx' x 方向のパッディングの幅。
'pady' y 方向のパッディングの幅。
'relief' ウィジェット境界枠の形状。
'takefocus' フォーカスの受け入れの設定。
Windowsではウィンドウのフォーカスはシステムが制御するので、このオプションは無視されます。

固有オプション

'background' or 'bg' ウィンドウの背景色。
標準オプションと同じですが、空文字を指定することができます。この場合、背景や境界線を表示しません。
'class' ウィンドウのクラス名
このクラス名はウィンドウを識別するために用いられ、同じクラス名は同一のグループに属するものとして扱われます。例えば、「bind_class」メソッドでは、指定したクラス名を持つウィンドウの全てにイベント処理が行われます。
このオプションはウィンドウの作成時にのみ指定することができ、「configure」メソッドで設定、変更することはできません。
'colormap' Specifies a colormap to use for the window. The value may be either new, in which case a new colormap is created for the window and its children, or the name of another window (which must be on the same screen and have the same visual as pathName), in which case the new window will use the colormap from the specified window. If the -colormap option is not specified, the new window uses the default colormap of its screen. This option may not be changed with the configure widget command.
ウィンドウに使用するカラーマップを指定します。値は、ウィンドウとその子に対して新しいカラーマップが作成される新しいもの、または別のウィンドウの名前(同じ画面上にあり、pathNameと同じビジュアルを持つ必要があります)のいずれかで、新しいウィンドウは指定されたウィンドウのカラーマップを使用します。-colormap オプションが指定されていない場合、新しいウィンドウは画面のデフォルトのカラーマップを使用します。このオプションは、configure widget コマンドで変更することはできません。
'container' コンテナウィンドウの設定。
他のウィジェットを埋め込むコンテナウィンドウとして使用することを指定します。「True」を指定するとコンテナウィンドウになり、「False」は通常のウィンドウになります。デフォルトは「False」です。
コンテナウィンドウに埋め込むウィジェットはオプションパラメータ「use」でコンテナウィンドウの識別子を指定します。コンテナウィンドウの識別子は「winfo_id」メソッドを用いて取得します。
このオプションはウィンドウの作成時にのみ指定することができ、「configure」メソッドで設定、変更することはできません。
'height' ウィンドウのクライアント領域の高さ。
整数値の文字列または数値で指定した場合、ピクセル単位になります。
「0」以下の値を指定すると、「width」オプションの値が「0」以下のとき「200」ピクセルの高さになります。「width」オプションの値が「0」より大きいとき「1」ピクセルの高さになります。
デフォルトでは「0」が設定されています
'menu' Specifies a menu widget to be used as a menubar. On the Macintosh, the menubar will be displayed across the top of the main monitor. On Microsoft Windows and all UNIX platforms, the menu will appear across the toplevel window as part of the window dressing maintained by the window manager.
メニューバーとして使用するメニューウィジェットを指定します。Macintosh では、メニューバーがメインモニターの上部に表示されます。Microsoft Windows およびすべての UNIX プラットフォームでは、メニューはウィンドウマネージャによって管理されるウィンドウドレッシングの一部としてトップレベルウィンドウ全体に表示されます。
'screen' Specifies the screen on which to place the new window. Any valid screen name may be used, even one associated with a different display. Defaults to the same screen as its parent. This option is special in that it may not be specified via the option database, and it may not be modified with the configure widget command.
新しいウィンドウを配置する画面を指定します。別のディスプレイに関連付けられているものであっても、任意の有効なスクリーン名を使用できます。デフォルトは、親と同じ画面です。このオプションは、オプション・データベースを介して指定したり、configure widget コマンドで変更したりできないという点で特別です。
'use' 埋め込み先のコンテナウィンドウの識別子を指定します。
空文字は埋め込みをしない指定でデフォルトです。
埋め込み先を指定したトップレベルウィンドウは画面のルートウィンドウの代わりに、指定したコンテナウィンドウの子ウィンドウになります。
'visual' Specifies visual information for the new window in any of the forms accepted by Tk_GetVisual. If this option is not specified, the new window will use the default visual for its screen. The -visual option may not be modified with the configure widget command.
Tk_GetVisual が受け入れるフォームのいずれかで新しいウィンドウの視覚情報を指定します。このオプションを指定しない場合、新しいウィンドウはデフォルトのビジュアルを画面に使用します。-visual オプションは、configure ウィジェット・コマンドで変更することはできません。
'width' ウィンドウのクライアント領域の幅。
整数値の文字列または数値で指定した場合、ピクセル単位になります。
システムが設定する最小値(120 ピクセル)以下で「0」より大きな値を指定すると、幅の設定値は無視されてウィンドウはシステムの最小値で表示されます。
「0」以下の値を指定すると、「height」オプションが「0」より大きな値のときはシステムの最小値で表示されます。「height」オプションが「0」以下の値のときはウィンドウのデフォルト幅の「200」ピクセルで表示されます。
c Centimeters
i Inches
m Millimeters
p Printer's points (about 1/72″)