第 1 章 メインウィンドウ

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1. 6 境界枠と形状(borderwidth、bd、relief)

 ウィンドウのクライアント領域に「標準オプション」の「borderwidth」または「bd」オプションで境界枠を設定することができます。デフォルトでは「0」ピクセルが設定されています。

 境界枠の形状は、「標準オプション」の「relief」オプションに形状を示す文字列(「付属 2 レリーフスタイル」参照)を指定することで設定できます。境界枠の形状はデフォルトでは「flat」が設定されています。

 境界枠はウィンドウのクライアント領域の内側に設定されます。枠を設定することでウィンドウのサイズは変更されません。クライアント領域の座標系は境界枠の内側に移動します。ウィジェットは境界枠を含めてクライアント領域の全域に設定することができます。

 境界枠の色は設定することができません。立体的な形状の色は背景色を用いてシステムが設定します。

 次のプログラムはウィンドウの境界枠の幅を「10」ピクセル、形状を「ridge」に設定しています。

1
import tkinter as tk
2
root = tk.Tk()
3
root.config(width=300, height=200,
4
        bg='blue',
5
        bd=10, relief='ridge')
6
root.mainloop()

 このプログラムを実行すると、下図のように指定した境界枠の線幅と形状を持つウィンドウが表示されます。

A001_MainWindow_01-6